夏の寝苦しい夜、眠りたいのになかなか寝付けないとイライラしますよね。
また、暑くて何度も途中で目覚めてしまったり、冷房をかけたまま眠って翌日カラダがグッタリ…なんてことも少なくないのではないでしょうか?
では、寝苦しい都会の夏にうまく睡眠をとるためには、どんな対策をとればいいのでしょうか。
<寝付きを良くするために>
●寝る前の「リラックスタイム」を習慣づける
眠る1〜2時間前からの生活リズムを習慣づけておくと、カラダも脳も眠りの準備に入りやすくなります。
好きな本を読んだり、音楽を聴いたり、ゆったりした気分で過ごしましょう。
●ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
37〜39度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かると、自律神経の働きが整い、心身ともにリラックスしやすくなります。
ラベンダーやカモミールなどリラックス効果のある香りの入浴剤やアロマオイルなどを使うのも効果的でしょう。
●眠りやすい照明
明るすぎる照明や刺激的な色彩は、自然な眠りの妨げになります。
眠りに入る時は部屋全体の照明を消して、明るさをコントロールできるようなスタンドやフットライトを使用すると良いでしょう。
●気温・湿度
夏の夜、快適に眠るためには、気温25度前後、湿度40〜60%が最適と言われています。
冷房を朝までそのままにして眠ると、翌日カラダがだるくなったり、風邪をひいてしまうこともあります。
できるだけ冷房をつけっぱなしにせず、タイマー設定や除湿機能の活用、扇風機の活用などで空調に気をつけましょう。
●寝具によって湿度を下げる
布団などの寝具が熱のこもりやすいものだと、汗が蒸発しづらくなります。
また、寝返りの回数も多くなり、眠りが浅くなってしまいます。
タオルケットなど、通気性が良く熱がこもりにくい素材の寝具を活用するのも効果的です。
●手足を涼しく
手足がほてって眠れない、という人は寝具をお腹だけにかけて眠るといいでしょう。
また、睡眠前に保冷剤などで脇の下や膝の裏などを軽く冷やすと、快適に眠りやすくなります。
<それでも寝付けないときは>
◆ホットミルク
寝付けないときは、人肌にあたためた牛乳を一杯飲みましょう。
牛乳に含まれるカルシウムには鎮静作用があり、イライラが解消されて安らかな眠りにつくことができます。
◆無理に眠ろうとしない
どうしても眠れないときは、無理に眠ろうとしないこと。
眠らなければという焦りがますます神経を興奮させることもあります。
一度布団から出て気分転換をはかり、リラックスすることでまた眠りに入りやすくなります。
* * *
適切な睡眠時間は人によって様々です。大切なのは、睡眠時間ではなく「質の良い睡眠をとる」ということです。
夏バテしないためにも、良質の睡眠をとり、疲れを翌日に持ち越さないことが大切です。
もうすぐ梅雨明け、これからが夏本番。ますます暑くなってきますので、夏の夜の「快眠」を手に入れるために参考にしてみてください♪