生命のあるところには、必ず酵素があります。それは、私たちが元気に生きていくには酵素の力が必要であることを意味しています。
■酵素とは
酵素とは、主に腸内で食べ物を消化・分解してくれる物質です。
人は食物を摂ったらそれを分解して消化しなければ栄養として吸収することはできません。そこで必要となる食べ物の消化・分解は腸自体が行なうのではなく、酵素が行なうのです。
酵素がないと食べ物の消化・分解が適切にできなく、未消化のまま血液中に流入してしまいます。未消化物質は血液を汚して体細胞に未消化物質を沈殿させ、肥満の原因となります。また、ドロドロとして血液は血行不良を起こし、肩こり・腰痛・冷え性の原因となってしまいます。
■酵素が不足すると?
この酵素が不足すると、消化不良を起こしたり体内の代謝がうまく行かずに、体内に毒素が蓄積される結果となってしまいます。
つまり、私たちの体の運動はすべて酵素の働きによって営まれているのです。生きるために絶対に必要な心臓の活動も、呼吸をすることも、手足を動かすことも酵素なしでは成り立ちません。
私たち人間は酵素を体内で生成していますが、それには限界があります。一生の間に作られる酵素の量は、遺伝子に組み込まれているそうです。つまり、この酵素を使い切ると生命活動は停止してしまいます。
■酵素の種類
酵素はほぼ「タンパク質」でできており、現在約4000もの酵素に名前がつけられているそうです。
ご飯を食べると「アミラーゼ」という酵素によって、ご飯が消化され栄養として吸収されます。このように、食物を消化するための酵素が「消化酵素」です。
また、呼吸したり運動したり、細胞分裂をしたり、ケガを治したりする際に働く、身体の新陳代謝を司っている酵素を「代謝酵素」といいます。
■酵素は減っていく?
なんだかすごい働き者な酵素ですが、酵素は使うと無くなる消耗品です。また、加齢とともに酵素は減って行きます。
その他、たばこを吸ったり、お酒を飲んだり、スナック菓子、ファーストフード、加工食品、食品添加物、薬、過食、ストレス、などでも酵素が減っていきます。さらに、不規則な生活をしていると酵素が減ってしまうのです。
■酵素の「効率化」
このように、さまざまな要因で消耗・減少してしまう酵素。外から取り入れることに加え、体内の酵素を節約する事も大切です。
酵素を摂る時まず注意すべきなのは、「酵素は熱に弱い」という点。どんなに酵素を含んでいても加熱すると酵素は働きません。
酵素は生ものにあり、新鮮なものほど多く含まれています。加熱したものばかり食べていると、食物酵素は働かないので、自分自身の酵素で消化する負担が大きくなってしまいます。
■酵素を多く含む食品
野菜や果物はもちろんですが、熱処理されていないはちみつやオリーブオイルにも多くの酵素が含まれています。この機に少し「酵素」のことを意識した献立を食卓にいかがでしょうか。
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酵素を積極的に取り入れると消化作用を高めるので健康+ダイエットにも効果があるといわれています。食事の際に最初にサラダ、果物など酵素を多く含むものから食べると、消化が活発になり、無駄な吸収を抑えるという話も最近はよく耳にしますよね。
また、体内の代謝を促進させたい、また冷え症やこりなどの体質を改善させたい、といったお悩みをお持ちの方も多く来院されております。
酵素の特性を知り、食生活や生活習慣の見直しとあわせて、当院のカイロプラクティックによる骨盤矯正・バランス矯正でお悩みを解消していきましょう。
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