今回は、肩の症状についてのコラムです。
「四十肩」「五十肩」という言葉はみなさまご存じかと思います。「四十」「五十」と年代が書いてあるということは、ご想像どおりその年代に多い症状だということになります。10代でも20代でも症状が出る方もいますが、なぜ40代・50代の方に多く見られるのでしょうか。
■肩こりとの違いは?
「肩こり」も「四十肩」「五十肩」も、共に肩周辺に見られる症状ですが、肩こりの多くが筋肉の血行不良によって引き起こされるものに対し、四十肩・五十肩は肩の関節、関節周囲の靱帯・筋・腱・関節包などが炎症や拘縮して引き起こされるものであるというようにされています。
■「四十肩」「五十肩」の原因は?
「四十肩」「五十肩」はなぜ起こるのでしょうか。 中年以降に多く見られることから「老化によるもの」とされてしまうことが多いようですが
・年齢や運動不足による筋力低下
・運動のしすぎによる疲労や栄養素の消耗
・胃腸の機能低下によるビタミン、ミネラルの吸収力の低下による筋機能の低下
・気温の低下や冷房、直接風に当たるなどの急激な冷え
■「四十肩」「五十肩」の予防対策は?
我々が予防対策としてできることは、「長年の悪い姿勢の積み重ねによる頸椎(首の骨)・胸椎(背骨)のバランスの崩れや猫背・歪みをなくすこと」です。
これらは以下のような順序で肩の関節に負担をかけ続け、痛みの原因になります。
→ 脊柱と肩甲骨をつなぐ筋を緊張させる
→ 肩甲骨が十分に動かなくなる
→ 肩関節の動きに負担が生じる
→ 肩関節の組織に疲労や炎症・損傷が生じる
つまり、頸椎・胸椎のバランスを整えることで上記の順序の根本を解消すれば、結果的に肩の関節や組織への負担が減少し、予防効果および症状からの早めの回復が見込めるようになります。
当院のカイロプラクティックによる骨盤矯正・骨格矯正を、「四十肩」「五十肩」の予防・回復にどうぞお役立てください。
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