今回は、ズバリ「痛み」についてのコラムをお届けします。
■痛みは必要?
「痛み」はとても辛く、不快なものです。できれば味わいたくない感覚ですが、では果たして健全な人間に備わっている「痛み」という感覚は必要なものでしょうか? 答えはイエスです。
本来、痛みには警告信号としての役割があります。そのため、カラダが危険に冒された際、人は痛みがあるからこそ危険を察知し、危険から逃れる事ができます。また、人には痛みがあるとその痛みから逃れようと無意識に身体が反応する機能も備わっています。
■痛みの種類
痛みは、大きく「侵害受傷性疼痛」と「神経因性疼痛」の2つに分けられます。先に述べた危険察知や痛みから逃れようとするものは「侵害受傷性疼痛」にあたります。いわゆる急性の痛みです。それに対し「神経因性疼痛」は慢性の長期的な痛みのことを言います。
では、人は痛みをどのようにして感じるのでしょうか?
■痛みのしくみ
そもそも人は、触圧覚・温覚・冷覚・痛覚などの皮膚感覚、運動感覚、深部痛覚などの深部感覚は身体の各所に点在する受容器で感知します。受容器には様々な種類がありますが、「痛覚」と「深部痛覚」(筋肉・腱・間接・骨膜から生じる痛み)は「自由神経終末」という受容器が感知して脳に情報を送ります。
さらにこの「自由神経終末」には、「機械的侵害受容器」と「ポリモーダル受容器」の2つがあります。前者ははっきりとした鋭い局在の明確な痛みを太い神経によって素早く脳に伝達し、後者は鈍く疼くような局在のはっきりしない痛みを細い神経によってゆっくり伝達します。
■痛みの除去
痛みが人間にとって必要なものであることは最初に述べましたが、それは急性な痛みであり、それも警告信号や危険察知の役割を終えたら辛い不快な思いばかりが残るので取り除かなければなりません。また、慢性の痛みにはその役割もないのでやはり取り除く必要があります。
例えば筋肉のコリなども慢性的な痛みになりますが、これらの痛みを取り除く療法として「カイロプラクティック」への需要が高まっているのです。
カイロプラクティックでは、関節の動きをよくすることによって筋肉に存在する受容器を刺激する事ができます。そして先述の「ポリモーダル受容器」にも刺激が伝わり、筋肉のコリをほぐしたり局所の血流が改善されることで発痛物質を流したりするので、痛みを取り除いたり軽減したりすることができるのです。
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当院のカイロプラクティックで筋肉のコリなどの慢性的で不必要な痛みを取り除き、より快適な生活をお送りください。
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