ストレッチは、セルフケアのひとつとして活用されることが多いですが、間違えた方法を繰り返すと筋挫傷(肉離れ)を招くこともあり、効果よりもリスクの方が高くなってしまいます。そこで今回は、安全なストレッチについてのコラムをお届けします。
■ストレッチの方法
まず、ストレッチとは筋肉をベストな状態にするために、その 前段として筋肉を引っ張ったり、伸ばす運動のことを指します。
ストレッチには大きく分けて2つの方法があります。
1.反動を使わずじっくり伸ばすもの(スタティックストレッチ)
2.反動を使って様々な動きに身体を対応させるもの(バリスティックストレッチ・ダイナミックストレッチともいう)
■スタティックストレッチ
筋肉に張りを感じるところで数秒止めて筋を伸ばす方法です。自分のペースで少しずつ可動域を広げていくと効果を実感しやすいのが特徴です。老若男女問わず、方法を間違わなければ効果を得ることができます。
但し、部位によっては伸ばし方に少しコツが必要な場合もあるので、その場合は専門家に相談する必要があります。少しずつ可動域を広げていけば問題なく効果を引き出すことができます。
図1.モモ裏伸ばしを運動前に・・・反動を付けずに行うストレッチ
例えば足がつった際も、あせらずに「図1」の写真のように足の指を持ってモモ裏からふくらはぎにかけてゆっくりと伸ばすストレッチを行うことで、徐々に治まってきます。
■バリスティックストレッチ・ダイナミックストレッチ
反動を使って伸ばす方法です。サッカーのブラジル体操が有名ですが、自分が認識している可動域よりも大きく伸ばしていくことができます。また、筋トレ的な動作を一緒に行うことも可能なため、競技前に行うケースがほとんどです。
身体を動かしながら行うことで筋温が上がるため、競技前に実施すると効果的だと言われていますが、普段あまり運動をしない人が実施する場合、強い反動を使って筋肉を引き伸ばそうとすると防御反応(伸張反射)が働き、最悪の場合には肉離れ、筋腱などの怪我をすることもありますのでご注意ください。
■普段運動をしない人は
普段運動をしていない人は、急にストレッチを行うことのメリットよりリスクの方が高くなってしまうこともあるため、まず「スタティックストレッチ」でしっかりと筋を伸ばす方が安全です。
運動前の準備体操として行う時も、ジョギングやスタティックストレッチなどで汗が軽く出る程度まで体温を上げるといいでしょう。軽く汗をかいてきたら無理のない範囲で大きく伸ばしてから運動を行うことをおすすめします。
また、自宅などでセルフケアとして行う場合にも、反動を使うストレッチより「スタティックストレッチ」の方が安全で効果的です。
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ストレッチの方法は数種類ありますが、それぞれの特性を知ったうえで実施していくことが大切です。当院では、カラダの土台となっている骨盤を矯正して全身の筋肉を緩めて伸ばしやすい状態にして安全かつ効果的にストレッチをしております。
図2.ストレッチイメージ
今回のコラムでは一部のみのご紹介でしたが、ご来院いただいた際には目的に応じたアドバイスもできますし、施術後には足腰が軽くなることを実感いただけると思いますので、どうぞ当院のカイロプラクティック&ストレッチをご活用ください。
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