腰痛の原因のひとつとしてよく耳にする「椎間板ヘルニア」ですが、この「ヘルニア」とは、どのような状態のことかご存知ですか?
「ヘルニア」とは「飛び出る」ことをいいます。
今回は、その予防についてのコラムをお届けします。
■椎間板ヘルニアとは
「椎間板」とは、脊柱を構成している椎骨(ついこつ)と椎骨との間にある円板状の軟骨のことをいい、椎骨にかかる衝撃を吸収するクッションの役割をしています。
椎間板ヘルニアは椎骨間のクッション材であるこの「椎間板」が変形して飛び出てしまっている状態です。
飛び出した椎間板の一部が周辺の神経を圧迫してしまうため、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を起こします。
■椎間板ヘルニアの原因と対策
椎間板ヘルニアになってしまう原因は物を持ち上げる時や座っている時の姿勢などによる環境的要因、元々の体質や骨の形状による遺伝的要因、そして加齢による要因があります。
では、椎間板ヘルニアになってしまった時はどのような対策を取ればよいのでしょうか?
基本的には椎間板は一度飛び出てしまうと、牽引(けんいん)や温熱療法などの保存療法か、最悪の場合は手術による摘出が必要になってしまうこともあります。
そうなる前に普段からケアしていくことで椎間板ヘルニアは予防・改善していくことができます。
日常生活で腰への負担を減らすように工夫して腰痛になってしまう回数を減らすことは、椎間板ヘルニア発症の予防に繋がると言えるでしょう。
■椎間板ヘルニアの予防ストレッチ
自宅でカンタンにできる予防として効果的なストレッチをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
大腰筋(だいようきん)のストレッチ
右側の大腰筋を伸ばすストレッチを例にご紹介します。
- 右膝を床につき左足は前方に出し、片膝立ちの姿勢になります。
- 左膝に両手を置き背筋を伸ばし、そのままゆっくりと体重を前にかけていきます。
この時、視線はそのままで腰を反らさずにできるところまで骨盤を前に移動させます。 体重を前にかけていくにつれて、右足の付け根から太ももの前の筋肉が伸びることを意識しましょう。突っ張りを感じ取ることができれば筋肉は伸びています。 - この状態を30秒~1分ほど維持します。
《注意点》
体重を前にかけていくときに腰を反り過ぎないようにしましょう!
腰が反り過ぎてしまうと、かえって腰に負担をかけてしまいます。
左側の大腰筋ストレッチは、1と2の左右を反対に置き換えて行ってください。
大腰筋は、股関節(足の付け根)の前側についている筋肉のことです。
太ももを上げたり、骨盤を起こし良い姿勢を保とうとしたりするときに働きます。
■カイロプラクティックで椎間板ヘルニア予防~腰痛ケア
自身で行うストレッチ以外の予防法としては、カイロプラクティックがオススメです!
骨格の歪みを改善することにより症状が出ている部分の縮まりが改善され、痺れや慢性的な腰痛を軽減することができます。
さらに、骨盤矯正を行うことで自律神経の乱れも改善され、全身の疲労感などを取ることにも役立ちます。
椎間板ヘルニアの症状は人によってさまざまですが、一度なってしまうと辛い状態と長く付き合っていかなくてはなりません。
早めに予防していくことが大事ですので、こまめなケアに取り組みましょう!
当院には椎間板ヘルニアだけでなく、腰痛でお悩みの方も多く、お一人おひとりの症状に合わせた施術やアドバイスを行っています。
辛くなる前に、ぜひお役立てください。
出典
「腰痛」「歪み改善」「骨盤矯正」のことなら
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