今回は、腰痛と便秘にどんな関係性があるのかをお話したいと思います。
まず、なぜ便秘になるのか…?
原因を知らないと対策がとれませんよね。
便秘になる理由は大きく分けて5つあります。
(1)大腸の過緊張
精神的ストレスや環境の変化、過敏性腸症候群などからなります。
※過敏性腸症候群とは、大腸の運動機能異常のため長期にわたり下痢や便秘、
あるいは両方の反復症状をきたした状態。心因性によることが多い。
(2)大腸の運動が低下
運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋力の低下、極端なダイエットなどが原因です。
(3)直腸に便が停滞
排便を我慢したり寝たきりだったりすることが理由です。
(4)器質性便秘
病気が原因です。
(5)女性ならではの特性
骨盤の形、筋力、黄体ホルモンの影響です。
これらの中でも特に腰痛と関係するのは何番だと思いますか?
正解は「(1)大腸の過緊張」と「(2)大腸の運動が低下」です。
では、どのように腰痛と関係しているのでしょう…?
「(1)大腸の過緊張」
腸の動きは、本人の無意識で働いてくれる自律神経に支配されています。
ストレスにさらされると、自律神経がうまく働かないため正常な腸のぜん動運動が起こらず、便が滞って便秘につながることがあります。
脳から「排便を促せ」という指令は、脊柱(背骨)を通る自律神経が腸へと届けます。でも、もし自律神経になんらかの理由でその伝達が届かなかったら…?
指令を出す脳の問題も考えられますが、今回は、指令内容を「電車」だとすると、電気を送っている「電線」の役割の自律神経にフォーカスします。
電車が止まってしまう原因には、電線に物が引っ掛かるということや信号機の故障などがありますよね。
この状態は、体でいうと神経の圧迫にあたります。
腸に繋がる神経を圧迫しているものは、ズレた背骨であったり凝った腰の筋肉であったりします。
この圧迫によって、脳からの「排便を促せ」という指令=「電車」が止まってしまうのです。
当院では、まず「何故そこが固まってしまっているか」をお身体の歪みと関連付けて診ていきます。
病気であったり、精神的なものが原因であったりもしますが、背骨や骨盤などのお身体の歪みや崩れた姿勢によって腰痛の症状が出ている事も多々あるからです。
痛い痛いと忌み嫌われている腰痛ですが、悪い姿勢でズレた骨を倒れないように支えてくれた筋肉の結果なのです(泣)
歪んだお身体を本来の正しい姿勢に矯正すると、姿勢不良によって固く緊張してしまっている腰の筋肉がほぐれていきます。
結果、固くなった筋肉で圧迫されていた神経も正常に働くようになるのです!
これで電車も通常運転再開です♪
「(2)大腸の運動が低下」
最近よく耳にするインナーマッスルの「大腰筋(背骨・骨盤・下半身をつなぐ筋肉)」はまさしく腸のすぐそばを通っています。
身体の中で前後に位置する腸と腰の筋肉、ご近所であるが故にどちらか一方の機能低下が起こるともう一方にも、というように連鎖が起こるわけですね。
インナーマッスルというだけあって深層部の筋肉です。そう簡単には触れません。
けれどもカイロプラクティックでは大腰筋がついている骨の矯正や、ストレッチ、筋トレなどで緩めたり動かすことが可能です。
最後に、正しい姿勢を保つことは内臓の機能を正常に戻し便秘解消に繋がります。また腰にかかる余計なストレスを減らすので腰痛も軽減するでしょう。
慢性腰痛、便秘にお悩みの方はお身体の状態を見つめ直すチャンスですね。
この機会に正しい姿勢を身につけ、快適な毎日を送りましょう!!
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